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「学」の章

中小企業診断士への道 実務補習3回目(大阪) 最終回

中小企業診断士として登録するために必要な実務補習の3回目は、2021年7月に大阪で受講した。

3月に大阪で受講した際、指導員の森下先生に「知的資産経営」を教えていただいた。

その後、広島県中小企業診断協会に「準会員」として入会し、6月にM島さん、M野さんと3人で「知的資産経営研究会ひろしま」を立ち上げた。

※コチラも参照→知的資産経営研究会ひろしま – 百聞は一献に如かず (men-san.com)

再び大阪を選んだのは、単純に前回の2回目が楽しかったから。

大才は、袖振り合うた縁をも生かす。

さてさて、今回はどんな出会いがあるのだろうか!

え? まさかの2部門担当!

今回は6人編成のチームだ。

早速担当を決めることに。

診断先は、自社の高いばね製造技術をベースとして、多様な製品に特殊ねじを供給するものづくりの会社。

前回に続き、大阪にはユニークな中小企業が多いなと感じた。

指導員の先生が、今回の診断先に必要と思われる診断パートを白板に書き出す。

「経営戦略」以外の部門戦略は、「生産・技術」「マーケティング」「製品開発」「人事・組織」「情報化」「財務・会計」で、全7パート。

6人なのでひとつ多いのは気になる。

まず、実務補習2回目のAさんが「班長をやりたい」と立候補。

これで、「経営戦略」の担当は決まり。

私は3回目なので、初回の人たちに選択権を譲ると決めていた。

次々と担当が決まっていって、「製品開発」と「情報化」が残った。

どちらを選ぼうかと考えていたら、指導員から「どちらも外せないから、2つ担当してください」と言われ・・・

仕方なく、両方を担当することになった。

大丈夫なん?

「知的資産」を使った提言

「製品開発」と「情報化」の2つを提言しないといけないので、急がないと!

まずは「情報化」の提言。

診断先の情報化の実態と「中小企業白書」における中小企業の情報化の現状を参考にしながら、「会計処理のIT化」と「デジタルツールを用いた受注作業の効率化」を提言した。

次は、「製品開発」の提言。

こちらは、診断先の将来ビジョンにも繋がる重要なテーマなので、しっかり考えないといけない。

前回2回目の実務補習で「知的資産」を学んだので、これを使って「現状分析」と「課題・提言」を整理してみることにした。

この会社は、高い製造技術力や独自のブランド力に加えて、仕入先や協力先と良好な関係を築き、いろいろな関係者と製品開発を手掛けるなど、多様な「持ち味」を持っていた。

なので、「優れた製品開発力」を生み出すプロセスを、それらの「持ち味」を因果関係で繋げた「現在の価値ストーリー図」を作成した。

そして、「将来の新たな柱をつくる」というビジョンに向けて、製品開発プロセスで強化すべき「持ち味」を明確にして、「将来の価値ストーリー図」でまとめた。

診断報告会の日、診断先の社長が、初めて見る自社の価値ストーリー図を何度も見返して頷いていたのは、今でも強く印象に残っている。

この時、あらためて「知的資産」は有効なサポートツールだと実感した。

診断士登録の申請

実務補習の最終日、経済産業大臣あての「中小企業診断士登録申込書」を大阪府の中小企業診断協会に提出した。

添付する書類は次の通り(すべて正本)。

・中小企業診断士第2次試験合格証書

・実務補習終了証書(5日間コース3回分)

・住民票

そして、約2ヵ月後の9月中旬、「中小企業診断士登録証」が自宅に届いた。

※コチラも参照→中小企業診断士になった – 百聞は一献に如かず (men-san.com)

締めの一杯

中小企業診断士試験を受けようと思ってから登録証を受け取るまで、約5年と4ヵ月。

長い道のりだったが、やっと「中小企業診断士」として活動できるようになった。

今はまだ会社役員の方がメインだが、いずれ地元の中小企業の皆さんの手助けをしたいと思っている。

ちなみに、3回目の実務補習で出会ったR子さんにこのブログ立ち上げを支援してもらって、本当に感謝している。

やはり出会いは宝であり、これからも縁は大切にしていきたいものだ。

今宵は、何度失敗しても諦めず、最後までやりきった自分に「乾杯!」

古伊万里酒造の「前(さき)純米酒」を古伊万里カップで

作成者: めんさん

広島県福山市在住の中小企業診断士。広島県中小企業診断協会正会員。カープを科学する研究会会員。知的資産経営研究会会員。
日本酒学講師(SSI認定)/唎酒師(SSI認定)/国際唎酒師(SSIインターナショナル認定)/焼酎唎酒師(SSI認定)。
日本酒好き、特に広島のお酒。
広島カープ、ユニコーン、名探偵コナンの大ファン。
趣味は飲み歩き。

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