中小企業診断士への登録
中小企業診断士は経営コンサルタントの国家資格である。
昨年9月、その中小企業診断士として経済産業大臣の登録を受けた。
中小企業診断士の登録までには、1次試験、2次試験をクリアした後、口述試験を受けてやっと合格が決まり、合格が決まると3年以内に3回、実際の企業を対象とした診断実務補習を受ける必要がある。
なお、実務補習の代わりに、実際の企業を診断して実務補習ポイントをためるという方法もあるが、先輩診断士の助けがないと新人診断士単独ではかなり難しい。
また、1次試験合格者は、中小企業基盤整備機構または登録養成機関が実施する養成課程を卒業するという方法もある。
6か月の研修期間が必要であるが、2次試験、口述試験、3回の実務補習が終了したものとみなされて、終了後は診断士の登録申請可能というプログラムである。
もっとも、私は利用してないので詳細についてはわからない。
中小企業診断士になった今
私は3回目の実務補習は大阪で受講し、その最終日に登録申請書を大阪の中小企業診断協会事務局の女性スタッフに提出した。
すると約2か月後に登録証が送られて来た。
私の場合は、訳あって昨年5月に広島県の中小企業診断協会に「準会員」として入会していたので、経済産業大臣の登録を受けたことで9月から晴れて「正会員」となった。
診断協会の正会員になると、ピンバッジが貸与される。
このピンバッジにはシリアルナンバーが刻まれており、紛失すると罰金ものである。
また、名刺のテンプレートも一緒に同封されていた。
「経済産業大臣登録」という肩書きが入っている。
もっとも、診断士の諸先輩方はこのテンプレートにこだわらず各々個性的な名刺を作成されているようだ。
さて、晴れて中小企業診断士として登録されたわけだが、現在も民間企業に在籍しているので、いわゆる「企業内診断士」ということになる。
現在は、通常業務のかたわら研究会活動を主におこなっているが、就業時間以降や土日祝日で今までぼーっと過ごしていた時間が、診断士としての活動時間に変わった。
それにつれて、人脈も一気に広がった。
たまに、大阪方面に出かけたりもする。
やってみたいと思うことがどんどん沸いてくる。
資格取得がターニングポイントとなり、人生が大きく変わることはあるものだなと実感している。