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「学」の章

中小企業診断士への道 やっと1次試験合格

「1次試験合格!」と言っても、4回目でやっと合格できた。

1年に1回しか試験がないから、実に4年かかったことになる。

58歳の時に初めて受験したので、合格した時は61歳だった。

最初の年に「経済学・経済政策」と「運営管理」の2科目を合格した。

「経済学・経済政策」はそれなりに勉強したので、合格したことに満足感があるが、「運営管理」は一切勉強してない(テキストも見たことない)ので、拍子抜けした感じだ。

「運営管理」の試験は、主に「生産管理」と「店舗・販売管理」に関する問題が出る。

過去に国内の造船工場と海外子会社の造船会社のオペレーションを行った経験が、意外と役に立ったのかもしれない。

いずれにしても、中小企業診断士の試験は7科目に合格する必要があるので、短期間で合格するためには、それなりの時間、熱意、集中力、諦めない気持ちが欠かせない。

集中力の持続がカギ

30代の前半、資格試験に凝った時期があった。

当時は新しい知識を身につけることが楽しくて仕方なかった。

まず、これからの時代はコンピュータの知識は必要だろうと(当時はまだITという言葉はなかった)、第2種情報処理技術者試験に合格した。

次に、経営者を目指すには会計知識は必要だろうと、日商簿記検定の勉強を始めて、2級と3級を同時に受験して、合格できた。

その勢いで、半年後にはラッキーなことに1級にも合格した。

そして、マンションを購入したいと思っていたので、不動産売買に関わる知識習得のため宅地建物取引主任者の試験勉強を始めて、その後宅建資格も取得した。

今思えば、その頃が試験勉強には最適な年齢だったような気がする。

記憶力、体力、集中力、全てにおいて充実していた。

それから約30年経ってからの、中小企業診断士試験への挑戦。

覚えが悪い。腰が痛い。お酒飲みたい。ゴルフしたい。集中力が続かない。

結果的に、長時間机に向かって勉強するのが苦痛だったので、スキマ時間を使ってコツコツ勉強するしかなかった。

なので、なんやかんやで4年かかった。

4回目でやっと合格

4回目の試験で受けた科目は、「経済学・経済政策」「運用管理」「経営法務」の3科目だった。

そのうち「経済学・経済政策」と「運用管理」は1回目に受かっていたが、この度再度試験を受ける羽目になった。

なので、今回は「運用管理」もちゃんと勉強した。

「経営法務」は3回も落ちたので、今回が4回目だった。

この科目は「通勤講座」だけでは合格が不安だったので、TACの通信講座も追加で受講した。

広島の試験会場である「広島工業大学専門学校」に通うのも4回目。

1日目は、9:50~10:50「経済学・経済政策」を受けて、次の「運用管理は」15:40から。

今までだと、昼食は試験室か受験生待機室でコンビニのおにぎりを食べていたが、この日は次の試験まで時間があるので、近くのラーメン屋につけ麺を食べにいった。

2日目は、9:50~10:50「経営法務」を受験して終了。

終わってから、広島駅近くのお店でお好み焼きを食べて家に帰った。

締めの一杯

試験日の翌日、例年通り診断協会のウェブサイトに解答速報が掲載された。

自己採点すると、3科目とも70点以上あった。

9月上旬に、正式に1次試験合格の通知と2次試験の案内が届いた。

これでやっと1次試験をクリアすることができた。

長い道のりだったが、10月に第2の関門が待ち構えている。

あと1ヵ月半くらいしかない。

ともあれ、今宵は4回目でやっと1次試験に合格した自分に「乾杯!」

作成者: めんさん

広島県福山市在住の中小企業診断士。広島県中小企業診断協会正会員。カープを科学する研究会会員。知的資産経営研究会会員。
日本酒学講師(SSI認定)/唎酒師(SSI認定)/国際唎酒師(SSIインターナショナル認定)/焼酎唎酒師(SSI認定)。
日本酒好き、特に広島のお酒。
広島カープ、ユニコーン、名探偵コナンの大ファン。
趣味は飲み歩き。

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