9月6日(火)は、今年度(令和4年度)の中小企業診断士試験1次試験の合格発表日だった。
今年の1次試験は、8月6日(土)、7日(日)の2日間おこなわれた。
例年通り、試験の翌日(今年は8月8日)には診断協会から「正解と配点」が発表されているので、正式な合格発表を待たずに自己採点で合否のメドはつく。
なので、多くの受験生は、10月30日(日)におこなわれる2次試験に向けて既に準備を進めていることだろう。
ただ、今年度の試験は例年と違って不適切な問題があったようだ。
試験科目である「運用管理」と「経営情報システム」から各1問、問題が不適切ということで、全員正解扱いになったと発表された。
つまり、問題に対して正解の選択肢が2つ以上ある、あるいはひとつもないということだ。しかも2科目で。
ちなみに、2018年(平成30年)は「経営法務」がむちゃくちゃ正答率が低くて、経営法務の受験者全員に8点上乗せされたという事例はあるが、問題そのものが不適切というのはきわめて稀なケースだ。
診断士試験の合格率
中小企業診断士試験の合格率はどれくらいなんだろう?
中小企業診断協会のウェブサイト(J-SMECA 中小企業診断協会)に統計データがあるので、過去5年間(平成29年~令和3年)の合格率を調べてみた。
過去5年間の平均で、1次試験:30.6%、2次試験:18.5%という結果だ。
今年度(令和4年度)の1次試験の合格率は28.9%ということで、例年並みというところか。
今年度の2次試験は10月30日に予定されているが、合格者は5人に1人。
1次試験から考えると、100人の受験者に対して合格者は6人という計算になる。
また、1次試験と2次試験のストレート合格者となるとさらに少なくなる。
今振り返ってみると、数ある資格試験の中でも合格するは簡単ではない試験のひとつだとあらためて思った。
締めの一杯
私が中小企業診断士の試験を受けようと思ったのが、2016年の5月頃だ。
ある会社の社長をやっていて、58歳の時だった。
このまま会社役員として引退するのかと思うと、何か物足りなさを感じた。
そこで、中小企業診断士の資格でも取ろうかと漠然と考えた。
経営やっているのだから、これくらいの資格は簡単に取れるんじゃないかなと軽い気持ちで挑戦することにした。
そして、5月にその年の8月に予定されていた試験に申込み、約3ヵ月勉強して本番に臨んだのだが・・・
大好きな日本酒を飲みながら、当時を思い出してみたいと思う。
今宵は、中小企業診断士をめざすきっかけを思い出して「乾杯!」