9月4日(日)は私にとって今年最後となるマツダスタジアムでのカープ観戦だった。
結果は、7対0でDeNAに見事完封勝利!
終わりよければすべてよし! 大満足の試合になった。
カープは前のカードの甲子園での阪神戦で3連敗を喫して、場合によっては最下位も覚悟して臨んだ2位のDeNAとの3連戦。
初戦は不振で2軍調整していた大瀬良大地(14)が7回無失点の好投。
その後、矢崎拓也(41)、栗林良吏(20)が無失点でつないで2対0で完封勝利!
大瀬良は63日ぶりの8勝目。
第2戦目は、遠藤淳志(66)が7回を投げて4安打無失点の好投。
その後、森浦大輔(13)とケムナ誠(29)が0で抑えて4対0で完封勝利!
遠藤は5月25日以来約3ヵ月ぶりの4勝目。
そしてこの日の第3戦目、玉村昇悟(65)が6回無失点の好投。
それだけではない。
打っては、4回に先制タイムリーとなる内野安打放つなどこの日2安打の大活躍!
玉村の後を受けて、ケムナ、矢崎、松本竜也(45)がそれぞれ無失点の完封リレーで、本拠地での3試合連続完封勝利を成し遂げた。
3試合連続完封勝利は2019年以来で球団タイ記録だが、本拠地同一カードでの3試合連続完封勝利は、52年ぶりの快挙だそうだ。
1970年、広島市民球場でのヤクルト戦で、安仁屋さん、外木場さん、大石さんが達成されたとのこと。
こうなると、球団新記録の4試合連続完封勝利にも期待がかかる。
玉村、150日ぶりの2勝目!
この日は台風の影響で数日前までは雨が降る予報だったが・・・
一転して快晴、雲はあるものの、雨が降る気配はなし。
この日の座席は、メインゲートを入ってすぐの「ピヨピヨコーナー」の裏手にあたる3塁側内野席。
残暑の日差しが照りつける中、試合は始まった。
1回表、いきなりDeNA1番の桑原にレフト前ヒットを打たれる。
玉村は立ち上がりが課題で、いつも3回までに点を取られているので、少し嫌な予感がよぎる。
この桑原には、この日2安打1四球、どうも苦手みたいだ。
しかし、今日の玉村はいつもと違った。
特に、右バッターへのゆるいカーブと、内角へのスライダーが冴えて、後続を打ち取っていった。
最大のピンチは3回表、ツーアウト1、3塁でバッターは3番の佐野。
ここも一瞬ヒヤッとするいい当たりをされたが、ファーストライナーでピンチを凌ぐ。
もし1塁にランナーがいなかったら、マックブルームの左を抜けてた当たりだったが、運も味方につけたね。
結局玉村は、6回4安打無失点、85球を投げて150日ぶりの2勝目をあげた。
玉村の先制タイムリー、坂倉のダメ押し満塁アーチ!
カープの先制点も玉村だった。
4回裏、2アウト満塁でバッターは9番ピッチャーの玉村。
3回裏にレフト前にヒットを打っているとはいえ、このチャンスでもう1本ヒットを打つとは誰も予想してなかったはず。
カープファンのカンフーバットの応援に後押しされて、玉村が打った打球はショート前にころがり、しかもはいい感じで失速して内野安打になった。
カープ待望の先制点!
その後、相手ピッチャー京山の暴投でもう1点追加して、この回2点目。
京山は、カープ打撃陣の粘りもあって4回で93球も投げて降板。
5回以降はDeNA投手陣に苦しめられるも、チャンスは7回裏に待っていた。
相手のエラーなどで1点を追加して、なお1アウト満塁。
この日の得点は、あまりスッキリと取れてなかったので、4番西川龍馬(63)に期待がかかる。
頼むぞ、龍馬!
しかしながら・・・ セカンドフライで2アウト。
またまた、いやな予感がよぎるが・・・
5番坂倉将吾(31)がやってくれました!
打った瞬間「いったか?」と思うような角度で上がっていき、3塁側内野席からライトスタンドに向かう打球を目で追いかける。
そして、ライトスタンドのファンが歓喜と共に立ち上がり、すぐにスタジアム全体が歓喜の渦に包まれた。
われわれも気が付けば飛び跳ねている。
そこら中でカンフーバットのハイタッチ!
グランドスラムじゃけんね。
ふと気が付くと、3つくらい離れた横の席に青いユニフォームを着たDeNAファンがうなだれている姿が目にはいる。
今日はごめんね。
これで、7対0。
「今日はもらった」と確信した。
安心するとのどが渇くものだ。
この日3杯目のビールを注文して、一気にのどに流し込む。
気温も高かったせいか、ひときわビールが美味い!
締めの一杯!
前節の阪神3連敗が嘘みたいな本拠地での同一カード3試合連続完封勝ち!
52年前はマツダスタジアムではなくて、広島市民球場だった。
あらためて歴史を感じる。
カープはこの試合終了時点で、59勝65敗3分で3位阪神とは2ゲーム差。
クライマックスシリーズ進出のためには、残り16試合、負けられない戦いが続く。
先発メンバーに床田寛樹(28)とアンダーソン(42)はいないけど、遠藤、玉村が期待以上の活躍をすれば、Aクラス入りも見えてくる。
ペナントレース開始前の順位予想では、ほとんどの野球解説者が5位か6位を予想していた。
「やっぱりね」と言われないよう、最後までやっちゃろーや!
頼むぞ、カープ!
今宵は、52年ぶりの記録達成に「乾杯!」