ABCクッキングスタジオの体験レッスンを受けた。
かねてより、お酒のつまみのレパートリーを増やしたいと思っていた。
ある日、なんとなく市内の料理教室を検索していたら、ABCクッキングスタジオの体験レッスンのサイトを見つけた。
レッスン内容は、「<はじめての方限定>基本の肉じゃが&おみそ汁」。
肉じゃがは、テレビ番組の「男子ごはん」を見て、何度か挑戦したものの、なぜかいつも味が薄くて困っていたので、早速申し込むことにした。
思い立ったら即行動!
これが私のモットーだ。
スケスケの料理教室
ABCクッキングスタジオは全国に展開しているが、近所の教室は「さんすて福山スタジオ」。
ここは、福山駅に直結する商業施設「さんすて福山(昔はサントークって呼んでたような)」の一番奥にあるガラス張りの料理教室である。
スケスケなので外から中の様子が丸見えだ。
まず、受付で体験レッスン料の500円を支払う。
スリッパは不要で土足のままスタジオへ案内される。
ロッカーに荷物を預けて、持参のエプロンを身につける。
その後、簡単な質問票に答えて、料理教室の簡単な説明を受ける。
複数人で体験レッスンを受けると思いきや、マンツーマンでの受講だった。
そしていよいよ、体験レッスンの始まりだ(緊張感が高まっていく!)
まずは味噌汁から
手を洗って、調理台へ案内される。
そこでは、調理器具はもちろんのこと、食材もあらかじめ一人分が用意されていた。
まずは、味噌汁の具に使うひとかけらの玉ねぎの薄切りから。
次に、ジャガイモをピーラーで皮むきをして、銀杏切りにしてから水にさらしておく。
鍋に160ccの水を入れて火にかけ、沸騰すると削りがつお(2.5g)を入れて弱火で出汁をつくる。
出汁の削りがつおを濾して、再び鍋に戻して具材を入れる。
あとは、合わせ味噌(小さじ一杯)を溶かし入れると味噌汁完成!
見事に一人分の味噌汁が出来た。
「ほんだし」の方が簡単だが、鰹節を使っても意外と簡単にできるものだな。
いざ肉じゃがづくり
次はいよいよ肉じゃがづくりに挑戦だ。
用意されてる具材は、牛小間切れ肉(60g)、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、しらたき、絹さやの一人分の量。
まずは、下ごしらえ。
じゃがいもの皮をピーラーでむいて、4等分に切って水にさらず。
この時、切ったじゃがいもの角を丁寧に面取りすると煮崩れしないと教わった(面倒じゃけどね)。
にんじんもピーラーで皮をむき、大きめに切る。
玉ねぎはくし形切りに。
これで準備万端。
いよいよ料理開始。
まずは、鍋にサラダ油をひいて、牛肉を炒める。
牛肉に火が通ったら、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、しらたきを入れてよく炒める。
じゃがいもの表面が透き通ってきたらOKのサイン。
料理酒を加えて、お酒の香りがしなくなるまでアルコールをしっかり飛ばす。
次に、水ときび砂糖(薄茶色でさらっとしたもの)を加えて、落し蓋をして中火で5分くらい煮る。
落し蓋を外して、しょうゆ、みりんを加えたら、再び落し蓋をして15分くらい中火で煮込む。
待っている間に、再びABCクッキングスタジオのコースの説明を受ける。
ここでは、料理以外にもパンを作るコースやスイーツを作るコースも充実しているみたいだ。
ここのガス調理器は優秀で、15分経つと自動的に火が消えるようになっている。
料理教室の説明を一通り聞いて、再び調理台へ。
ガスの火はすでに消えているので、もう一度火をつけて、しょうゆを回しかけて具材をよく混ぜたら完成。
あとは、絹さやも加えて、お皿に盛り付けして食べるだけ。
ありがたいことに、白いごはんもつけてくれた。
いただきまーす!
締めの一杯
さてさてお味はどんなものか。
肉じゃがはしっかり味がついていた美味い。
男子ごはんとの違いは、しっかり具材を炒めることにある。
こうすることで、味がしっかりしみこむみたいだ。
味噌汁も意外と美味くて、ごはんが進む。
作った料理は、タッパにつめて持って帰ることも可能だ。
ここのスタジオはスケスケなので、今までは中でやっている人は外から見られて恥ずかしくないのかなと思っていた。
しかしながら、実際にやってみると、外を気にしている暇はないくらい忙しい。
食べ終わったら、お皿や茶わん、使った調理道具や鍋などをちゃんと洗って、布巾でふいて、元の調理台のところに戻さなければならない。
後片付けも含めて「料理」だね。
基本の料理コース(全12回)を申し込んだので、半年後くらいにはおつまみのレパートリーも増えているかも。
今宵は、自分でつくった肉じゃがで「乾杯!」