5月22日(日)、マツダスタジアムで中日戦を観戦した。
今回観戦したのは、スロープゲート入口から入ったらすぐ目に飛び込んでくる「ぴよぴよしょっぷ」の脇から入る3塁側内野席。
3塁側だけあって中日ファンもちらほら目立つ。
私たちの前の列には、カープファンと中日ファンのカップルが、後ろの列には中日ファンの5人組が陣取っていた。
対戦前から変な緊張感が漂う。
実はこの3連戦が始まるまで、中日との対戦成績は2勝6敗で大きく負け越していた。
ところが、第1戦目が11対5(勝ち投手:大瀬良)、第2戦目が10対1(勝ち投手:森下)という予想に反する大量得点での勝利。
カープファンは地元マツダでの3連勝を期待して、中日ファンは連敗ストップを期待して、どちらのファンにとっても譲れない1戦だった。
結果は、1対0でカープの勝利!
鬼門の交流戦前の最後の試合で勝った、大きな1勝になった。
息詰まる投手戦!
第1戦、第2戦に続いて、この第3戦もカープ打線の爆発を期待したのだが、、、
やはり相手ピッチャーが柳では、そう簡単に点は取れない。
中日は4連敗中で、柳に連敗ストップの期待がかかっていた。
しかも、この日の柳は非常に出来が良かった。
なんと4回2アウトまでパーフェクトピッチング。
後列の中日ファンから「今日は完全試合するんじゃないの」とか、聞き捨てならない発言も聞こえてくる。
当然カープファンとしても不安がよぎる。
しかし、4回の裏、2アウトから西川龍馬(63)が四球を選んで、一応完全試合は阻止。
でも、その後マックブルーム(10)がセンターフライで倒れて、依然ノーヒットノーランは続く。
そして5回の裏、1アウトから小園海斗(51)が内野安打を放って、やっとノーノーも阻止したが、依然得点は得られず。
一方、カープの先発はアンダーソン(42)。
こちらも、6回までに5安打を打たれながらも、要所を締めて相手に得点を与えなかった。
アンダーソンは、いずれの回も先頭バッターを塁に出さなかったし、無四球というのもよかったね。
値千金の堂林の代打ホームラン!
試合が動いたのは、6回の裏、カープの攻撃。
この回の先頭バッターはピッチャーのアンダーソン。
ここで佐々岡監督が動く。
ここまで好投のアンダーソンに代えて、代打堂林翔太(7)。
アンダーソンは6回を投げて101球だったので、まだ投げさせてもよかったが、この日の采配は大当たりだった。
1ボールからの2球目、振りぬいた打球はカープファンで埋め尽くされたレフトスタンドへ!
打った瞬間、ホームランだとわかる当たりだった。
やっと取れた1点に、歓喜に沸くマツダスタジアム!
大声は出せないが、周りのカープファンとカンフーバットタッチで喜びをわかちあう。
心のなかで「宮島さん」を歌う。
前後の列にはうなだれた中日ファンの姿が(ちょっと可哀そう)。
さあ、あとはリリーフ陣、頼んだぞ!
最後は栗林で龍退治!
6回5安打無失点の好投アンダーソンの後を受けて、7回矢崎拓也(41)、8回森浦大輔(13)、9回栗林良吏(20)が完封リレー。
矢崎が四球を1つ与えたが、3人ともノーヒットに抑える完璧な投球内容だった。
特に、栗林は前節の巨人戦で登板を回避していたので体調が心配だったが、その不安を払拭する見事な火消しだった。
ちなみにカープが放ったヒットは、小園、堂林の他に、8回の裏に會澤翼(27)が打った2ベースの合計3本のみ。
ヒット数では中日の5本に負けたけど、よー勝ってくれたねー(安堵)
Veryカープ!バッジラジオ
マツダスタジアム観戦時には必ず「Veryカープ!バッジラジオ」を持参する。
スタンドから観戦すると、臨場感と一体感は半端なく味わえるが、テレビと違って投手の配球とか選手情報が伝わってこない。
そこで、私はラジオを聞きながら観戦する。
このバッジラジオは小型軽量でRCCラジオがプリセットされている。
また、東京、大阪、名古屋のラジオ局もプリセットされているので、ビジター観戦もできる(まだ経験ないが)。
裏側に付いているクリップをユニフォームに挟んで固定し、イヤホンはアンテナにもなっているので受信感度も良好。
充電は付属のUSB充電ケーブルを使っておこなうので、電池交換不要の優れもの。
で、この日のRCCラジオの解説者は、大好きな安仁屋宗八さん。
非常にポジティブでわかりやすい解説が人気で、口癖は「そういうことですね」。
とにかく相手外国人バッターには内角攻めを推奨し、外角の球で打たれると苦言を呈する。
この日は、アンダーソンの投球フォームについてやたら言及されていた。
安仁屋さんの指導を受けると、もっと強くて低い球を投げれるんじゃないかな。
こういう解説を聞きながら、目の前で野球観戦するのはホントにオススメです!
締めの一杯
実は、マツダスタジアムの観戦は2週連続だった。
前の週は、5月15日のヤクルト戦。
この時の先発投手もアンダーソンで、4時間44分の死闘の末、延長12回5対5の引き分けだった。
今回の先発投手もアンダーソンだったが、試合時間は2時間40分。
前回よりも2時間も短い試合だった。
今回の試合終了時点で、カープは25勝19敗2分で、首位ヤクルトと1.5ゲーム差、2位巨人と0.5ゲーム差のセ・リーグ3位につけている。
次回5月24日からは、いよいよ鬼門の交流戦へ突入する。
まずはロッテ戦。
この日の勝ちを弾みにして、2017年以来の交流戦勝ち越しをねらって欲しい。
今宵は、堂林の代打決勝ホームランに「乾杯!」