4月10日終了時点、カープは15試合を消化して10勝4敗1分で、セ・リーグの首位に立っている。
鬼門のナゴヤで中日にまさかの3連敗を喫したものの、その他のカードには全て勝ち越している。
鈴木誠也が大リーグに移籍して、ほとんどのスポーツ評論家が今年のカープの順位を6位、よくても5位と予想した。
あの元監督の緒方さんでさえ、5位と予想していた。
ところがどっこい!
ここまでは、大方の予想を覆す大進撃である。
投手陣は、失点38、チーム防御率2.34で共にリーグ1位。
打撃陣は、ホームラン数が4本でリーグ最低ながら、得点73、チーム打率2割6分1厘でこれまた共にリーグ1位。
特筆すべきは、チーム犠打数が22で、2位の11を大きく上回ってダントツである。
まさに、鈴木誠也の穴を全員が埋める「つなぐ野球」を徹底している結果だ。
この調子で、やっちゃろーやー!
最恐の9番バッター 森下くん
カープのエースのひとり、3年目の森下暢仁(18)。
ここまで2勝0敗、防御率1.88(リーグ5位)で期待通りの成績だ。
しかし、今年の森下くんは一味ちがう!
投手なので規定打席に達してないのは当然だが、打点がリーグ11位の7打点。
以下がここまでの7打点の内訳だ。
はじまりは、3月26日のDeNA戦。
4回表、ランナー1、2塁でライトへ2点タイムリーツーベース。
さらに6回表、ランナー1,2塁でレフトへタイムリーヒット。打点1。
次は、4月9日の阪神戦。
2回表、1アウトランナー1、3塁で、スクイズ成功。打点1。
3回表、2アウト満塁で右中間を破るタイムリースリーベースで打点3。
カープは打点部門で、西川龍馬(63)と會澤翼(27)が共に11点でリーグ1位。
森下くんは、坂倉将吾(31)、マクブルーム(10)と並んで、7点でリーグ11位の成績だ。
本人はヒーローインタビューで、「ピッチングを頑張ります!」と謙遜しているが、相手チームにとって最恐の9番バッターであることは間違いない。
まさに、「やっちゃろーやー!」である。