長野県の小布施ワイナリーさんが、ワイン造りができない冬の数週間だけ少量だけ造る日本酒がある。
それが、「ソガペールエフィス サケエロティック」である。
馴染みの酒屋さんに行った際、たまたま見つけて、たまたま薦められた。
これが運命の出会いだった。
あとで「幻の日本酒」とかいう記事をネットで知って驚いた。
ネットで高額販売されることもあるようだ。
やはり日頃の行いがこういう幸運をもたらすと、自分を褒めた。

お酒の特長
私が購入したのは、協会6号酵母を使った「ヌメロシス」というもの。
ソガペールエフィスには違う酵母を使ったものもあるみたいだ。
お米は長野県産美山錦(みやまにしき)を100%使用。
美山錦は長野県を代表する酒造好適米である。
精米歩合は59%。
アルコール分は16度。
原酒で生酒なので要冷蔵。
菌のスペックは「協会6号酵母と豊かな自然界の菌」とラベルに書いてある。
協会6号酵母は、新政酒造(秋田県)発祥の酵母で、発酵力が強く、穏やかな香りと軽快な味わいに仕上がるとされる。
また、ワインメーカーらしく、4号瓶(720ml)ではなく750mlのワインボトルに詰められているのも特徴。
なので、ワインと同じくオープナーを使ってコルクを開ける必要がある。


早速味わってみる
香りはあまり強くないが、室温で酒温があがってくると、ほんのりお米を思わせる香りが伝わってくる。
口当たりは、まろやか。
味わいは、白ワインのような外見から全く想像がつかないくらい、豊かな旨味が口の中に広がる。
これって、まさしく「醇酒」だ。
そういえば、ラベルのどこかに「生酛」って書いてあったな。
今回はSHIGEBA(福山市)でテイクアウトした「オードブル」と「クリームチーズの西京味噌漬け」と一緒に嗜んだ。
実にいい組み合わせだと我ながら思う。
特に、濃厚なクリームチーズは相性がいい。
あと、生ハムや鴨の冷製、スモークチキン、豚足のラリーヌなど、肉系のつまみによく合う。
ただただ、美味い!
不覚にも一気にボトルが空いてしまった。
人間もお酒も出会いが大切だとつくづく感じた。
小布施ワイナリーさんが醸した「趣味のSAKE」に感謝!

