7月13日(土)、マツダスタジアムに観戦に行った。
7月だというのに、この日は14時試合開始のデーゲーム。
梅雨の終盤で、雨は大丈夫のようだが、非常に蒸し暑い。
この日の対戦相手は、東京ヤクルトスワローズ。
前日、床田寛樹(28)の粘投(8勝目)と秋山翔吾(9)の勝ち越しホームランで勝利し、ここまで8勝2敗とカープにとって相性のいい相手だ。
この日の先発は大瀬良大地(14)。
6月7日のロッテ戦でノーヒットノーランを達成するなど、防御率は0点台ながらも打線の援護に恵まれず、ここまで4勝(1敗)どまり。
「今日こそ5勝目をあげてくれ!」とファンが願った試合だったが・・・
この日も打線の援護はなく、大瀬良は6回無失点で降板。
この日のカープはチャンスで決定打を欠き、ランナーを出すも得点につながらず。
0対0で延長戦に入って、ファンのフラストレーションが溜まりに溜まった11回裏、石原貴規(32)のホームランでサヨナラ勝ち!
最後の最後で若手が決めてくれた貴重な勝利だった。
6人の投手でヤクルトを0封!
勝ちはつかなかったが、大瀬良の安定感は抜群だった。
6回、113球、被安打2、奪三振6、与四球3という内容だった。
この試合終了時点での防御率は、驚異の0.88。
次の試合では、ぜひとも5勝目をあげて欲しい!
大瀬良から引き継いだ中継ぎ投手陣も危なげなかった。
7回表はハーン(68)、剛球を武器にノーヒット無失点、奪三振1。
8回表は塹江敦哉(36)、こちらもノーヒット無失点、奪三振1。
9回表は抑えの栗林良吏(20)、安定のピッチングでノーヒット無失点、奪三振1。
しかしその裏、サヨナラのチャンスを逃し、延長戦へ突入。
10回表は森浦大輔(13)、1安打打たれるも後続を抑えて無失点。
しかし、10回裏もチャンスを生かせず延長11回へ。
11回表は黒原拓未(24)、ノーヒット無失点、しかも奪三振2。
この後、石原のサヨナラホームランで黒原はうれしい2勝目(2敗)を手にした。
この日、カープ投手陣は6人で3安打完封リレーを演じた。
奮起を期待したい打撃陣!
カープ打撃陣は、9安打を放ちながら、得点できたのは11回裏の石原のホームランのみ。
チャンスで決定打が出ない課題が残る試合だった。
1回裏、2アウト1、3塁。
4回裏、1アウト2塁。
6回裏、2アウト1,2塁。
いずれも、あと1本ヒットが出ていたら、大瀬良に勝ちがついていたかもしれない。
7回裏も2アウト2、3塁、8回裏もノーアウト1、2塁で、いずれもあと1本が出ず。
9回裏は、2アウト2、3塁で絶好のサヨナラのチャンスだったが、野間峻祥(37)がセカンドライナーでスタジアムは溜息に。
10回裏も、1アウト2塁で再びサヨナラのチャンス到来だったが、菊池涼介(33)、堂林翔太(7)が凡退して嫌なムードに包まれる。
この嫌なムードを払しょくしてくれたのが、石原貴規!
10回表から會澤翼(27)に代わってキャッチャーのポジションについていたが、11回裏に先頭で打席が回ってきた。
そして、相手ピッチャー田口が投じた2球目を見事レフトスタンドへライナーで運んだ。
打った瞬間、ホームランだとわかる打球だった。
で、この日最初で最後の「宮島さん」の大合唱!
で、周りのカープファンと最初で最後のカンフーバットによるハイタッチ!
大瀬良はじめ、投手陣ががんばっていたので、ホント、勝ててよかった!
締めの一杯!
末包昇大(52)が6月26日に怪我で1軍登録を抹消されてから、得点力が落ちているように感じる。
ホームランとか長打による得点が減ったよね。
でも、投手陣は相変わらず調子いいので、うまく歯車がかみ合えば得点力も上がってくるはず。
今期は外国人助っ人もあまり期待できない(というかレイノルズは既に解雇された)ので、若手がアピールするチャンスなんだけどね。
早く出てこい若鯉たちよ!
今宵は、石原のサヨナラホームランに「乾杯!」