8月20日(日)、マツダスタジアムで今年初めてナイターを観戦した。
1勝1敗で迎えた対巨人3連戦の3戦目。
この日の先発は、玉村昇悟(65)。
私と玉村との相性は、悪くない。
昨年は2度玉村が先発した試合を観戦したが、どちらも勝利投手になった。
今シーズンも、5月16日の玉村の誕生日におこなわれたヤクルト戦で、先発した玉村が初回に5点を取られるも、打線が奮起して7対5で大逆転勝利をおさめた(玉村に勝ち負けつかず)。
しかも、ここまで玉村は2勝(0敗)しているが、いずれも巨人からの勝利。
なので、この日も必ず勝利を届けてくれると信じて、ビール片手に試合を見守った。
ホームラン3発で巨人投手陣を粉砕!
この日先制したのはカープ。
1回裏、1番野間峻祥(37)が巨人先発のメンデスからフォアボールを選ぶと、2番矢野雅哉(61)がすかさず送りバントを決めて、1アウト2塁。
故障離脱中の秋山翔吾(9)に代わって3番に入った菊池涼介(33)がレフト前にヒットを放ち1アウト1、3塁。
早くもスタジアムはチャンステーマが鳴り響く。
晩飯を食べる暇もなく、カンフーバットを打ち鳴らす。
ここで4番西川龍馬(5)。
技ありのセンターへの犠牲フライで、まずは1点先制。
早くも初回から宮島さんの大合唱!
そして、まわりのカープファンとカンブーバットのハイタッチで喜びを分かち合う。
2アウト1塁になって、前日ホームランを放った5番デビッドソン(95)に期待が高まる。
すると、な、な、なんと・・・
センターバックスクリーンに2ランホームラン!
デビッドソンはこれが14号ホームランで、うち8本が巨人戦で放ったことになる。
まさに、打の「巨人キラー」だ!
1回裏で既に3点先制。
これで少しゆっくりビールが飲めるかな。
しかし、カープ打線はまだまだ止まらない。
2回裏、今度は8番末包昇大(52)がレフトスタンドにソロホームランを放って、4対0。
4回表に巨人の岡本に3ランホームランを打たれて1点差となるが、5回裏、今度は堂林翔太(7)が2アウト1、3塁からセンターへ3ランホームランを放って巨人を突き放す。
この日のカープの得点はすべてホームランによるもので、6安打ながら7得点。
一方の巨人はカープを上回る13安打を放ったが、カープ投手陣が5失点に抑え、7対5で見事巨人に勝利した。
新巨人キラー玉村?
先発の玉村は、ヒットを許すも要所を締めて、3回までは無失点で来ていたが、4回表に岡本にホームランを打たれて3点を失った。
ただ、矢野のエラーが無ければ2失点で済んだのにねー。
また、6回表、2アウト3塁でデビッドソンが岸田のファールフライを落球した後、連続タイムリーを打たれて2失点。
こちらも、エラーが無ければ無失点に抑えられたはずなので、もったいなかったね。
結局玉村は、5回3分の2、86球、被安打9、失点5(自責点2)、四死球0の内容で降板したが、後続がしっかり押さえて今季3勝目(0敗)をつかんだ。
玉村の3勝はすべて巨人戦での勝利。
新巨人キラー誕生と言ってもいいかな?
アンダーソンが中継ぎで復活!
6回表、2アウトからエラーがらみで2失点の玉村を救ったのは、3年目の大道温貴(12)だった。
2アウト2塁の場面で、代打坂本を見事三振で流れを断ち切った。
7回表は、今年6月に右膝痛で離脱していたアンダーソン(42)が久しぶりに登板した。
1アウトから吉川にヒットを打たれたが、続く秋広をダブルプレーでしのぎ、見事無失点での復活を果たした。
球速も150キロは出てたし、今後も大いに期待できる。
8回表は、中崎翔太(21)が2安打を打たれるも無失点で抑える。
そして9回表は、登録抹消された矢崎拓也(41)に代わってクローザーとして復活した栗林良吏(20)が、2アウトから長野にヒットを打たれるも、最後のバッター吉川をセカンドゴロに打ち取ってゲームセット!
7対5で勝利できて、実に楽しいナイター観戦だった。
締めの一杯!
この試合が終わった時点で、カープは59勝49敗3分、首位阪神と7ゲーム差の2位につけている。
今季は巨人戦には特に強くて、ここまで14勝7敗と既に今季勝ち越しを決めている。
巨人キラーの玉村とデビッドソンの存在が大きいのかも。
アンダーソンも帰ってきて、栗林も調子を取り戻した。
あと残り試合は30試合ちょっと。
新井カープは全員家族野球で、最後まで諦めず、優勝目指して進んでくれると期待している。
今宵は、今季初のナイター観戦でのカープ勝利に「乾杯!」