6月18日(日)、曇り空の下、マツダスタジアムでセ・パ交流戦の最終戦となる埼玉西武戦を観戦した。
カープにとって、ここ数年鬼門となっているセ・パ交流戦。
今年は新井新監督の下、家族一丸となって戦い、前日終了時点で9勝8敗。
負け越しはなくなったが、この日は対西武戦3連勝、そして交流戦勝ち越しをかけて臨んだ試合だったのだが・・・
終わってみれば、広島4対11西部の惨敗!
惜しくも2017年以来の交流戦勝ち越しとはならなかったが、勝率5割で終えたのはヨシとしなければいけない。

幸先よく3点先制したのだが
1回裏、2アウトランナー無しから3番秋山翔吾(9)がフォアボールで出塁。
その後、4番西川龍馬(5)がライトへの2ベースヒットで2アウト2、3塁。
そして、5番坂倉将吾(31)のショートへの内野安打と名手源田の悪送球でまず2点先制。
続く6番田中広輔(2)はショートフライで万事休すと思われたが、名手源田が太陽の光でボールを見失って内野安打となり、2アウト1,3塁。
そして、7番林晃汰(44)がショートへのタイムリー内野安打で3点目。
しかも、名手源田がまたまた1塁へ悪送球。
この回は、西部内野陣(と言うより源田ひとり)がワサワサする間にラッキーにも3点先取することができた。
プロ初先発の河野(かわの)佳(46)にとって、大きな先取点となったんじゃけどね・・・

ルーキー河野佳 プロ初先発!
この日の先発は、ドラフト5位ルーキーの河野佳。
広陵高校から大阪ガスへ進んで、今シーズンからカープに加わった期待の新人だ。
右膝痛で2軍調整中のアンダーソン(42)に代わってプロ入り初先発のマウンドだった。
序盤は初先発とは思えないくらいのナイスピッチングで、4回2アウトまでフォアボールは許すもノーヒットピッチングだった。
え? このまま初勝利?
しかし、プロはそんなに甘くない。
4回表、2アウトランナー無しからマキノンにレフト前へ初ヒットを許す。
その後暴投でランナーは2塁へ。
ここで1塁が空いたので、7番長谷川と無理に勝負せず、8番古市と勝負すればよかったのだろうが、ルーキーにはそういう余裕はなかったようだ。
結果的に、長谷川にフルカウントからレフトへ2ランホームランを打たれてしまう。
2アウトランナー無しからの2点は悔やまれる。
続く5回表、1アウトランナー無しから源田に3塁打を打たれた後、あっさり犠牲フライを打たれて同点。
そしてここでも、2アウトランナー無しから外﨑へデッドボールを与えて、その後渡部に勝ち越し2ランホームラン。
実にもったいない。
河野は、今回の経験を生かしてしっかり2軍で調整してもらいたい。
また、初先発のピッチャーをリードする坂倉も、課題を残す結果となった。
後半戦に期待する。

終わってみれば被本塁打4の惨敗!
この日の西部打線は活発で、7回表には森翔平(16)が外﨑に2ランホームランを打たれて2点献上。
9回表には、中村祐太(67)が岸に2ランホームランを打たれるなど4点を献上。
一方のカープは、8回裏に坂倉のタイムリーヒットで1点を返すのがやっと。
終わってみれば、4本もホームランを打たれて、広島4対11西部で完敗の試合だった。
まあ、負けたけど、宮島さんを3回も歌えてよかった。

締めの一杯!
ともあれ、毎年鬼門の交流戦は終わった。
9勝9敗という結果だったが、負け越さなかったことはよかったんじゃないかな。
いつも交流戦で大きく借金を増やしていたからね。
この日の試合が終わった時点で、カープは33勝31敗、首位阪神とは6ゲーム差の4位。
後半戦の初戦は、6月23日(金)、マツダスタジアムで巨人を迎えての試合になる。
一週間しっかり休んで、後半もわれわれカープファンに感動を与えて欲しい。
今宵は、勝率5割で乗り切った交流戦の戦いに「乾杯!」
