SSI(日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会)の認定資格である「日本酒学講師」の試験に合格した。
日本酒学講師は、唎酒師または焼酎唎酒師の上位資格に位置づけられ、日本酒や焼酎を正しく伝えることができることを認定された“講師”の資格である。
日本酒学講師になるには、「日本酒学講師試験」に合格すればいいのだが、さすがにどういう試験かわからないと対策もできない。
なので、FBO(飲料専門家団体連合会)主催の3日間のセミナーを受講して一通り学んだ上で、試験対策をして試験に臨むことが一般的だ。
日本酒学講師セミナーを受講
今年の3月18日(土)から20日(月)の3日間、FBOアカデミー東京校で「日本酒学講師セミナー」を受講した。
日本酒学講師になるには、日本酒学講師試験に合格する必要があるが、その試験を受けるためには以下に示す受験資格を取得する必要がある。
〇受験資格:
以下のすべての条件を満たすこと。
・条件1:SSI公認の「唎酒師」または「焼酎唎酒師」認定者であること
※私は既に「唎酒師」認定者なので問題ない
・条件2:FBO公認講師であること
※FBO公認講師の試験も同時に受験する必要がある
・条件3:次のA、B、Cいずれかを満たしていること
A:酒匠/日本酒学講師 講習会受講者限定「VR 日本酒製造体験プログラム」への参加
B:指定されたセミナー等への参加履歴
C:別途定める「蔵元見学証明書」の提出
※私は、日本酒学講師セミナー終了後、引き続き「VR日本酒製造体験プログラム」を受講した
日本酒学講師セミナーは、言わば「日本酒学講師試験」に必要なFBO公認講師として要求されるスキルと日本酒学を教える専門家としての知識を学ぶ場である。
もちろん試験対策のヒントも学べたが、それ以上に日本酒学を正しく伝える講師として重要な「心構え」を学んだ。
日本酒学講師試験を受験
前述した受験資格を満たすと、日本酒学講師試験を受けることができる。
試験内容は以下の通りであり、FBOが設定する合格基準を満たせば合格だ。
〇試験内容:
・第1次試験:講師に必要な知識に関する設問(筆記:選択:記述式) 試験時間50分
※FBO公認講師1次試験と兼ねる
・第2次試験:セミナー企画立案~消費者対象セミナーを想定した「実施企画書」の作成~(筆記:記述式) 試験時間50分
※FBO公認講師2次試験と兼ねる
・第3次試験:日本酒・焼酎の魅力を伝えるべく講義内容の構成(筆記・記述式) 試験時間50分
・第4次試験:模擬セミナーにて講師としての総合力を問う(10分間の講義実演) 試験時間15分/1人
※FBO公認講師3次試験と兼ねる
私は、上記試験を4月23日(日)にFBOアカデミー東京校で受験し、約4週間後の5月19日(金)に運よく合格通知をもらうことができた。
締めの一杯!
日本酒学講師試験に合格した。
正式な認定日は、2023年7月1日ということだ。
せっかく日本酒学講師になるのだから、「日本酒学×診断士」として広島県の酒造業界を支援していきたいと思う。
今宵は、日本酒学講師試験合格に「乾杯!」