5月27日(土)、「知的資産経営研究会ひろしま」のメンバーと一緒にマツダスタジアムでヤクルト戦を観戦した。
結果は、4対1でカープの勝利!
森下くんは、嬉しい今シーズン初勝利を手にした。
「知的資産経営研究会ひろしま」のマツダ観戦会も今季2勝目(負けなし)。
大満足の一日だった。
今季まだ勝ちがなかった森下だが
この日の先発ピッチャーは、森下暢仁(18)。
昨秋に右肘のクリーニング手術を受けて、リハビリのため今シーズンの開幕戦には間に合わなかった。
今季初登板は5月4日のDeNA戦(横浜スタジアム)。
6回2失点も勝ち負けつかず。
5月13日の巨人戦(東京ドーム)も、6回2失点で勝ち負けつかず。
5月20日の阪神戦(甲子園)は、9回2アウトまで無失点だったが、サヨナラヒットを打たれて今季初黒星となる悔しい試合となった。
しかしながら、これまで3試合に登板して0勝1敗ながらも、3試合連続でクオリティスタートで、防御率も2.18。
打線の援護があればいつ勝ってもおかしくない投球内容だった。
今シーズン4度目となる試合は、地元のマツダスタジアム。
マツダの大歓声の中での初勝利に期待した。
森下の好投でヤクルトに点を与えず!
森下の初勝利を多くのファンが見守る中、ひやひやの1回表だった。
1番太田、2番山崎に連続でヒットを打たれて、いきなりノーアウト1、2塁。
3番オスナをレフトフライで打ち取るも、4番村上にフォアボールで1アウト満塁の大ピンチ!
しかし、ここから本領発揮して、5番濱田を三振、6番西浦をセカンドゴロで打ち取って、無失点で切り抜けた。
この日の森下のピンチはこの1回だけ。
3回表に再び山崎にヒットを打たれるが、その後は一人もランナーを許さず、7回3安打無失点、1四球、9三振の素晴らしい内容だった。
あとは、打線の援護を待つだけだ。
値千金、西川の先制タイムリー!
いくら森下が無失点で抑えても、点を取らないと初勝利は手にできない。
しかも、相手ピッチャーのピーターズも調子が良く、なかなかチャンスが作れない。
森下が7回無死点で降板して、0対0で迎えた7回裏だった。
1アウトから、3番秋山翔吾(9)がデッドボール、4番マクブルーム(10)がフォアボールで、1アウト1,2塁の先制点のチャンス。
ここで、5番西川龍馬(5)が見事センター前に先制タイムリーを放った。
やっと、初めて「宮島さん」が歌えて、まわりのカープファンとカンフーバットで喜びを分かち合えた。
この時、西川は7回で降板した森下に対して、「そろそろ打って来るわ」と言って打席に向かったそうだ。
そして、宣言通りのタイムリーヒット。
ヒーローインタビューで森下が西川のことを「かっこいい先輩です」と言っていたのが印象的だった。
この7回の攻撃は、その後1アウト満塁までいったが、結局この1点止まり。
でも、森下に勝利投手の権利はついたので、あとは後続のピッチャーがこの1点を守り切るだけだ。
勝利の明暗、菊池の守備!
8回表、ターリー(68)が2アウト1、3塁のピンチを背負ったが、3番オスナが名手菊池涼介(33)へのセカンドゴロ。
その瞬間、球場の誰もが3アウトを確信したが・・・
まさか!
打球のバウンドが変わったため、菊池涼介(33)が懸命の補球を試みる。
そして、倒れ込みながらセカンドベースへアンダートス。
塁審はアウトの判定だったが、ヤクルトからリクエストの要求が出た。
当然球場はざわつく。
もし判定がひっくり返ってセーフなら、ヤクルトに1点が入って、森下の今季初勝利はお預けになるからだ。
バックスクリーンのオーロラビジョンにVTRが映し出され、広島ファンはアウトを祈って見つめる。
しばらくして、審判団が帰ってきて、あらためて「アウト!」のコール。
スタジアム全体が、安堵と喜びの歓声でつつまれる。
もし、セカンドが菊池じゃなかったら、どうなっていたのだろう?
菊池、坂倉のタイムリーで追加点!
1番菊池はバットでも存在感を示した。
8回裏、1アウト2塁で、レフト左を抜けるタイムリーツーベース。
待望の追加点で、2対0。
そして、この日2回目の「宮島さん」大合唱!
さらに、2アウト1,2塁になって、代打坂倉将吾(31)がレフトオーバーのタイムリーツーベースで4対0。
この日3回目の「宮島さん」。
これで勝負あった!
と思ったが、9回表にドキドキが待っていた・・・
不調で2軍調整中の栗林良吏(20)に代わって、前日に続きこの日の抑えに抜擢された矢崎拓也(41)がハラハラの登板だった。
4番村上、5番濱田に連続フォアボール、代打武岡にはレフト前にポテンヒットを打たれて、いきなりノーアウト満塁の大ピンチ!
この後、7番中村に犠牲フライを打たれて1点を失ったが、なんとか後続を抑えて森下に待望の今季初勝利を届けた。
めでたし、めでたし!
締めの一杯!
この日は、森下くんはマツダスタジアムでの今季初登板だった。
そして、嬉しい今季初勝利!
森下くんは、2020年にデビューしたが、それから3年間はコロナ禍の影響で、無観客だったり、入場制限があったり、また、ずっと「声だし応援」が禁止されていた。
なので、この日初めてマツダスタジアムで大声援の中、ピッチングしたことになる。
また、私も2020年に森下くんのユニフォームを買ったが、彼が投げる試合をナマで見るのはこの日が初めてだった。
とにかく、勝ってよかった!
今宵は、森下くんの今季初勝利に「乾杯!」