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「学」の章

中小企業診断士への道 口述試験

中小企業診断士試験の2次試験は、筆記試験と口述試験がある。

2020年12月11日に筆記試験の合格発表があって、口述試験は9日後の12月20日におこなわれた。

口述試験は、よほどのことがない限り落ちることはないと言われているが、やはり準備は必要だ。

口述試験対策

口述試験は、2次試験(筆記試験)の事例から出題される。

試験時間(面接)は10分間。

試験官から、事例Ⅰ(組織)、事例Ⅱ(マーケティング)、事例Ⅲ(生産)、事例Ⅳ(財務・会計)のいずれか3~4問が質問され、それに答えるという形式だ。

なので、2次試験が終わってから今まで何もして来なかったツケが一気に来た。

合格発表があった日の翌日から、各事例を頭に入れて、受験予備校の模範解答をひたすら覚えなければならなかった。

また、1次試験の知識も問われることがあるらしいので、筆記試験対策で用いた暗記カードも引っ張り出した。

試験の一週間前にはMMCの「口述試験対策講座」をZoomで受講した。

口述試験についての概要説明の後、面接官と1対1で10分間の面接体験だ。

事前に体験できたのはよかったが、受講したのが合格発表から2日後だったので、事例もすぐに思い出せず回答にはかなり苦戦した。

とにかく、口述試験日までひたすら受験対策をおこなった。

再び情報プラザへ

12月20日(日)午前11時から、筆記試験があった広島県情報プラザで口述試験もおこなわれた。

この日は、新型コロナウィルス感染対策として、会場に入る前に検温があった。

口述試験は再試験がないので、もし検温に引っかかると口述試験は受けられない。

つまり、せっかく2次試験の筆記試験に受かっても、長年の努力が水の泡となってしまうということだ。

この検温の時が一番緊張した。

検温を無事にパスすると、受験生の待合室で待機する。

この年の広島会場の筆記試験合格者は40名。

係の人に呼ばれると、別室の面接室の前で待機。

そして、いよいよ私の順番が回ってきた。

口述試験に挑む

ノックして部屋に入ると、面接官が2名おられた。

名前を告げて本人確認が済むと、すぐさま質問が飛んできた。

当日は、以下の4つ質問に対して回答したと記憶している。

①D社は丁寧な顧客対応のために費用負担が重くなっているが、この費用を軽減するにはどうすればいいですか?

②D社は飲食事業が赤字ですが、このことがD社の経営に与える影響について教えて下さい。

③A社は年功序列型賃金が基本ですが、成果主義的賃金制度の導入も検討しています。その際、留意すべきことは何ですか?

④A社の酒造事業を今後も継続していく上で、大事なことはどういうことか教えてください。

①と②のD社は、事例Ⅳ(財務・会計)からの問題、③と④のA社は事例Ⅰ(組織)からの問題ということだ。

もっとも、③は事例に関係なく、「成果主義的賃金制度導入時の留意点」という一般的な1次試験の知識が問われた質問である。

私の回答に対して、面接官から特にコメントもなく、10分間の試験が終了した。

締めの一杯

その日、口述試験が終わった後、広島市内在住の友人を呼びだしてランチを共にした。

診断士試験の2次試験(筆記試験)に合格して、口述試験が無事終了したことを報告し、二人で祝杯をあげた。

正式な合格発表は、年をまたいだ1月5日。

今宵は、口述試験の無事終了に「乾杯!」

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作成者: めんさん

広島県福山市在住の中小企業診断士。広島県中小企業診断協会正会員。カープを科学する研究会会員。知的資産経営研究会会員。
日本酒学講師(SSI認定)/唎酒師(SSI認定)/国際唎酒師(SSIインターナショナル認定)/焼酎唎酒師(SSI認定)。
日本酒好き、特に広島のお酒。
広島カープ、ユニコーン、名探偵コナンの大ファン。
趣味は飲み歩き。

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