6月22日(日)、梅雨の真っ只中、数日前の天気予報は雨だったので、雨具も準備してマツダスタジアムを訪れた。
この日は、セパ交流戦の最終戦となる東北楽天とのデーゲーム。
交流戦が大の苦手なカープは、前日までで8勝9敗。
この日勝てば、何とか勝率5割で終われる大事な試合だ。
カープ先発の森翔平(16)が2点を先制されて、苦しい展開だったが、中村奨成(96)が逆転打を放ち、終盤に坂倉将吾(31)が追加点を叩き出し、5-2で勝利!
交流戦を、9勝9敗、12球団中7位で終えた。
と言っても、上位6チームはパリーグ(優勝はソフトバンク)なので、カープはセ・リーグでトップという結果だ。
パ・リーグ強し!(いや、セ・リーグ弱し!)

先制点は楽天!
カープの先発は森翔平(16)。
1回を3者凡退で抑えたが、2回表、先頭バッターの4番ゴンザレスのショートゴロを矢野雅哉(4)が後逸して出塁を許し、ノーアウト1塁。
続く5番黒川には、左中間へのタイムリー2塁打を放たれ、楽天先制、0-1。
続く6番は広島出身の宗山塁。
相手チームだが、カープファンの声援も大きい。
その宗山のセカンドへの進塁打で1アウトランナー3塁になったあと、7番辰巳にセンター前にタイムリーを打たれ、0-2。
この回は矢野のエラーから、2点を献上してしまった。
矢野のエラーは珍しいが、3回表にもゴンザレスのショートゴロをファンブルし、この日は2エラー。
こんな日もあるわな。

中村奨成の逆転打にあっぱれ!
序盤は楽天の先発ピッチャー藤井聖に抑えられて、0-2で劣勢だったカープだが、4回裏にチャンスが到来する。
この回先頭の4番モンテロ(95)が三遊間を破るヒットで、ノーアウト1塁。
続く5番坂倉将吾(31)、6番末包昇大(52)が連続フォアボールで、ノーアウト満塁の大チャンス!
しかし、7番矢野雅哉が三振、続く8番菊池涼介(33)が浅いレフトフライで倒れ、2アウト満塁。
次は9番ピッチャーの森翔平なので、チャンスもここまでかと思ったが、新井監督はまだ4回77球の森に代えて、代打中村奨成を送り出す。
この決断が大きかった!
中村奨成が、藤井の投じた初球をレフトの頭を超える3塁打を放ち、ランナー全員が帰って、3-2と逆転に成功する。
チャンスが途絶えたムードが漂っていたスタジアムが一気に盛り上がる!
この日最初の宮島さんの大合唱!
そして、カンフーバットでまわりのカープファンと喜びを分かち合う!
しょーせー、よーやった!

勝負を決めた坂倉のタイムリー!
4回で先発の森を交代させたカープは、5回は中﨑翔太(21)、6回は島内颯太郎(43)、7回は森浦大輔(13)の継投で無失点でつなぐ。
そして7回裏、9番代打秋山翔吾(9)、1番大盛穂(59)が共にセカンドゴロに倒れて、2アウトランナー無しからだった。
2番ファビアン(61)がレフトオーバーの2塁打を放ち、、セカンド寸前でタッチを交わす見事な走塁を見せる。
これはビデオ判定となったが、判定変わらず、2アウト2塁。
3番小園海斗(5)は申告敬遠で、2アウト1、2塁。
4番モンテロが三遊間を破り、4回に続き2アウト満塁となる。
そして、頼れる5番坂倉将吾。
坂倉は相手ピッチャー渡辺翔太から、ライト前のタイムリーヒットを放ち、カープに待望の追加点、5-2。
本日2度目の宮島さんの大合唱!
♪きょーおも かーあーぷは かーち かーち かっち かち♪
その後カープは、8回表をハーン(68)、9回表を栗林良吏(20)が締めて、5-2でゲームセット!
4回裏と7回裏、いずれの得点も2アウト満塁からタイムリーが出たのが大きい!
カープファン俱楽部から配信された、タイムリーヒットを放った中村奨成と坂倉のインタビューは次の通り。
中村奨成:「打ったのはツーシーム。2アウトでチャンスだったのでとにかく集中して入りました。朝山コーチから「満塁だしあまいのを積極的に狙っていけ」と言われていたので、初球から思い切っていきました。森さんの代打だったので何とかランナーを返すことができてよかったです。」
坂倉:「打ったのはフォークかな。ピッチャー陣が頑張っているのでいい追加点になってよかったです。」

締めの一杯!
この日のカープは8安打5得点。
うち6本は、ファビアンとモンテロ、それぞれ3安打猛打賞!
あとの2本は、中村奨成と坂倉のタイムリーヒット!
両外国人の活躍と、勝負所で貴重な一本が出た試合だった!
この日終了時点で、カープは33勝32敗2分、勝率.508で首位阪神と3.5ゲーム差のセ・リーグ2位。
まだまだ首位は射程圏内、がんばれカープ!
今宵は、今年マツダスタジアムで4戦観戦して、4戦全勝の俺に「乾杯!」
