わが家の元旦の酒
わが家では毎年元旦に飲む日本酒が決まっている。
天寶一さんの「これが酒じゃ」だ。
毎年12月に完全予約制で限定販売される新酒の純米酒だ。
2年前までは確か「天寶一初しぼり」と呼んでいたと記憶している。
それが1年前になぜか名前が「これが酒じゃ」に変わった。
さらに昨年12月発売の「これが酒じゃ」は純米生酒になった。
生酒は火入れをしてないので、去年のよりも若干フルーティさを感じる。
初しぼりとの出会い
「天寶一初しぼり」との出会いは、10年くらい前に遡る。
会社の同僚に酒屋の娘がいて、予約の勧誘を受けたのが最初だ。
昔から美女のお誘いには弱い。
ましてや限定販売の日本酒の予約勧誘となれば、なおさら断る理由がない。
以来、毎年12月になると必ず予約するようになって、わが家では元旦に飲む日本酒として定着したのである。
「これが酒じゃ」を味わう
今年の「これが酒じゃ」は広島のお米八反錦を使った純米生酒。
精米歩合は麹米が60%、掛米が65%。
麹米と掛米で微妙に精米歩合を変えているのは気になる。
こういうところに酒蔵のノウハウがあるのかも。
アルコール度は16度で高いほうである。
生酒なので、10度くらいに冷やして飲んでみた。
香りはあまり感じないが、ややフルーティでコクのある味わい、上品な酸味が残る。
今年は馴染みのイタリア料理店からオードブルをテイクアウトして、「これが酒じゃ」と一緒に楽しんだ。
見事なマリアージュである。
こりゃなんにでも合うな。
今年の年末さらに進化した「これが酒じゃ」が楽しみだ。